2013年6月12日水曜日

妊娠とアロマテラピー

妊娠中にアロマテラピーをみずから行ったり、その施術をうけたりしても問題はないか、と不安を覚える女性は少なからずいる。

しかし、まず統計的原則を頭にいれて頂きたい。

いまここに、100組の若い男女のカップルがいるとすれば、そのうち1組は、生涯こどもをもつことはできない。

100人の妊婦がいればそのうちの1人ないし2人はかならず流産する。

その大半は、胎児の遺伝子の異常に起因する。

100人の新生児がいれば、そのうちの最低1人はやがて統合失調症(精神分裂病、schizophrenia スキゾフレニア)になる運命にある。

つまり、私がいいたいのは、妊婦の一部はアロマテラピーを行っているとかどうとかということは「全く無関係に」必然的に流産するという事実が存在するということだ。

いろいろな本には、妊娠時に避けるべき精油は、アニス、バジル、クラリセージ、サイプレス、ペパーミント、バラ、ローズマリー、ジュニパー、etc.と書いてあるが、マウスなどの実験動物を対象にして、通常の人間が用いる量に換算すれば、100倍もの精油を腹腔注入したりして得られた結果など、ナンセンスに等しい。

妊娠中は、芳香浴し、芳香の蒸気を吸入して、気分を和らげることが、むしろ望ましい。
ある女性は「流産がこわくて庭のハーブにも近づけない」などと嘆いていた。

ハーブや精油などの力で流産する胎児は、ほかの原因でも容易に流産するはずだ。自然は、「これはしくじったな」と思ったら、胎児を流産させ、母体を守り、再度の妊娠に備えさせる。

用いる精油が天然の、それも十分に有効な成分をもつものであれば、平常どおりアロマテラピーを妊婦が行ってもよほど特殊な精油でもない限り、まず差し支えない。

なかには、妊娠中には絶対にアロマテラピーを行わないうえに、一切香水をつけないという女性もいる。そうすれば安心だというなら、そうして頂いて結構。

アロマテラピーは、人から強制されてするものではない。

求める人が自分からすすんで行うテラピーなのだから。

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