2020年5月5日火曜日

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期間限定 動画配信のお知らせ

高山林太郎の遺言-アロマセラピストに遺したメッセージ

「これからの日本アロマテラピーに私たちは何をすべきか」



ブログ管理人よりお知らせです。
2019/3/30に行ったイベント「高山林太郎の遺言-アロマセラピストに遺したメッセージ」の動画配信を始めました。
このイベントは、最後のブログ原稿となった遺作の発表イベントで、ゲストにグリーンフラスコ林真一郎先生をお迎えし、興味深い考察もいただきました。

新型コロナのため、STAY HOMEが続く中、少しでもお役に立つ動画であれば嬉しいです。
以下、当時のPR文となります。

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アロマテラピー研究室の生みの親、高山林太郎氏は、2015年9月26日に亡くなる1ヶ月前、私たちを自宅へ呼び寄せました。体力がなく記述するのが困難であったため、ブログ記事を口述によって記録させるためでした。私たちは、ビデオを回しながら口述をPCで打ち込みました。

その内容は、戦争を体験し、さらに70年代に訳したマルクスやレーニン、周恩来にまつわる書などを彷彿させる言葉を含み、アロマテラピーに留まらず、生涯の集大成ともいえるものであったと…死期を悟っていたのか、今、読み返してみるとまさに遺言でした。

85年に高山氏によって翻訳された『アロマテラピー―〈芳香療法〉の理論と実際 (ロバート ティスランド著)』を機に、アロマテラピーは、日本に広く知られていきました。絶版となった『ジャン・バルネ博士の植物‐芳香療法』、2018/09/25に第2版が出版された『精油の安全性ガイド』、多くのアロマセラピストたちの当時のバイブルともいえる『フランス・アロマテラピー大全』など30冊あまりの書籍に携わり、『アロマテラピーのための84の精油』は、未だにベストセラーな書籍の一つです。


これらの訳本や著書が日本のアロマテラピーの発展に大きな役割を担ったことは言うまでもありません。しかし、高山氏は、その日本的なアロマテラピーに対して、最後の最後まで悔やんでいたことも事実でした。本文には次の言葉があります。

「私たちは子孫に対してより良い未来を残すそういう義務がある。」

最後のブログ記事となるはずであった原稿をみなさまにシェアするとともに、「これからの日本アロマテラピーに私たちは何をすべきか」協会や団体の小さな世界を超えて、参加者と共に考えていきたいと思います。

特別ゲストとして、グリーンフラスコの林 真一郎先生をお迎えしました。
今も尚、日本のアロマテラピーをけん引される林先生は、その昔、高山林太郎氏の授業にも参加した一人です。30年以上、日本のアロマテラピーを見つづけた林先生の目に映る「アロマテラピー」とはどんなものなのか、その歴史と変遷を踏まえたお話は、みなさんの心にどう届くでしょうか?

昨今では、香料の強い商品から「香害」という言葉が生まれました。精油や香料の成分による化学物質過敏症も問題視されています。また、アロマテラピー人口が増えるとともに、その使い方の是非の議論も巻き起こっています。書籍やweb、団体、商業サロンの推奨する情報は果たしてどこまで信用できるでしょうか。アロマセラピストでさえ認識していないかもしれない精油やキャリアオイルの情報について、私たちはどう向き合っていけば良いのでしょうか。

「今、実に携わっておられるアロマセラピストのみなさんたちは、もっと良い考えをお持ちのことだろうと私は期待する。ぜひそういう良い考えをみなさんから募りたい。それが私の心からの願いである。」 高山林太郎

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プログラム
・高山林太郎 最後のブログ原稿の発表
・ゲスト 林 真一郎先生のお話
・参加者によるグループワークとまとめ
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ゲスト 林 真一郎先生 プロフィール
薬剤師・臨床検査技師

東邦大学薬学部薬学科卒業。1985年グリーンフラスコ株式会社設立。 医師・鍼灸マッサージ師・助産師・薬剤師などとネットワークを作り、情報交換を行いながらホリスティック医学としてのアロマテラピーやハーブ療法の普及に取り組んでいる。
日本のアロマテラピー・植物療法の老舗であり代表の一つといえばグリーンフラスコ。グリーンフラスコを立ち上げる前から、高山林太郎氏と親交があったという。常に新しいことにチャレンジし、古くはweb上でハーブや精油のデータベースを構築・発信し、医療関係者向けに専門部会を立ち上げ緑の医学の啓蒙を図る。どこよりも早くハンドトリートメントや、国産精油を広めた活動は目を見張るものがある。近年では「医療大麻」についてその有用性に言及し、世界の動向にスピード感をもって発信し続けている。

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視聴費6000円

視聴期間:2020年7月末日まで

申込期限2020年5月末日

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