アロマテラピーの「トリートメント」を受けて、心身を「リラックス」させようとする人びとがふえてきたと聞く。
これを「リラクセーション」という。
断じて「リラクゼーション」 ではない。
綴り relaxation
発音 rìːlækséɪʃən
トリートメントをしてもらう人は、多くて1週間に1回、少なくとも一か月に1回ということらしい。ここで気になるのは、セラピストの方がたの健康だ。
セラピストは1日に5~6人の相手をする。トリートメントに1時間かけたら、かならずトリートメントルームの空気を完全に入れ換え、セラピストは外にでて、肺をフレッシュな空気で満たさなくてはいけない。
この際、質の悪い精油、ごく少量の本物の精油を、ものすごく多量の合成香料で水増ししてある偽和された悪質な安物精油(市販の精油の大半はこれだ!)を使ったりすることは、絶対にやめること。そのような質の悪い精油を使うとセラピスト自身の健康を害したり命を縮めたりすることにもなりかねない。
例えば、ラベンダー油を成分定量(GC/MS;ガスクロマトグラフィー/マススペクトロメトリーなど)で一定の規格に合う品質に調整するために合成香料のリナロールやリナリルアセテートが偽和剤として加えられる。
「超臨界流体二酸化炭素抽出の天然香料」を、従来の精油に変えて用いることがよいと思う。
これは、熱による変性や溶剤による化合のリスクが無く、香料植物そのものの香りが楽しめる。
稀釈して、植物本来の香りを楽しむのに非常に有用な新しいものだと考えられる。
ただし、リナリルアセテート(酢酸リナリル)のように、水蒸気蒸留中に生成される成分の薬理効果を期待する際には、CO2抽出物は向かない。
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