知る人は少ないけれど、ジャン・バルネ博士のアロマテラピーの特徴は、それをパクッた英国のロバート・ティスランドなどのそれと違い、このテラピーを「アトミックな植物療法」と呼び、植物療法の一つと完全に割り切っている点。なにか特別な「魔術的」空気を使う英国アロマテラピーとは、本質的に異なる「科学を逸脱しない」療法であることが、その名著『バルネ博士の植物芳香療法』を読めばすぐわかる。
つまり、博士にあっては植物療法=薬草療法+アロマテラピー(アトミックな植物療法)ということ。現代のアロマテラピーの出発点は、1937年のガットフォセの本というより、64年に初版が刊行されたバルネ博士のこの書物だ。これに注目していたらアロマテラピーと植物療法とは二にして一であることがわかっていたはずで、この原点に今こそ博士とともに帰るべきなのだ!(り)
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