2013年10月29日火曜日

これまでの『R林太郎語録』をふり返って

 私は、この自分の名をおこがましくもつけた「語録」を、香りについて、アロマテラピーについて、思いつくままのこと、思い出すままのことを、順不同に書きつらねてきた。アロマテラピーという歴史の浅い自然療法を、日本に最初に体系的に紹介したものとして、少しでも多くの方がたに、つれづれなるままに記した随想のかたちで真実を、アロマテラピーの真実を、 知っていただくことを願ったからである。

 2013年の5月1日に、この私は『誰も言わなかったアロマテラピーの本質』という新しい本を出して、いまのアロマテラピーの、ことに日本で行われているアロマテラピーの、さまざまな問題点をとりあげて論じた。しかし、いろいろな方面からの悪らつな妨害によって、この本は幻となってしまった。

 でも、アマゾンとか楽天とかで、この本の一部が売られると、あっという間に売り切れた。この新刊をお読み下さったアロマテラピーの権威である、藤田忠男博士は、私には身に余る賛辞をお寄せ下さった。そして、「高山氏のこの本は、高度な文化批評である」とまで言って下さった。これにより、この新刊にたいしてケチをつけたまことにIQのお低い方がた(誰かはほぼわかっている)の罵詈雑言(ばりぞうごん)は、すべてケシ飛んでしまった。藤田先生のお考えは以下の原文もあわせてお読み頂きたい。

〔高山林太郎氏の著作の高度な文化批評〕
http://ameblo.jp/forestwalking/entry-11814714388.html

 この「語録」は、すでに2万人以上の人びとが読んで下さっている。藤田忠男博士は、「日本のアロマテラピー業界は死に体」とまで極言しておられる。博士におことばを返すようで申しわけないが、私はアロマテラピーは、確かに一時の勢いは落ちたかも知れないと思うけれども(事実、英国のアロマラピー界の権威〔とは笑わせる〕、ロバート・ティスランドが日本にまで来て、泣き言をならべていた)、本当に正しく、科学的に、バッチのフラワーレメディーズだのホメオパシーだのといったインチキ自然療法と「アロマテラピー関係者」たちがキッパリ縁を絶って、少しずつでも、精油の作用機序を、その相乗作用を、クェンチング効果を明らかにしていき、かつ、英国人、フランス人、黒人などと、体質も皮膚の質も、そのほかの各種の点でも異なった部分が多々ある日本人の(厳密には同じ日本人といっても、古来からの青森人、アイヌ人、沖縄人などは、それぞれみんな体質などが異なる)ためのアロマテラピーを構築すれば、一時のお祭り騒ぎ的な、地に足がつかない、ミラージュ的、蜃気楼(しんきろう)的なアロマテラピーを、しっかりした根拠に基き、万人を納得させ得る新たなアロマテラピー(ネオアロマテラピーとでも命名しようか)に生まれ変らせることができる、と私は確信する。

 この文を読んでおられる、だいたいあなたほどの怜悧(れいり)で、ことばとしてダブるけれども知性と理性とを兼ね備えたお方が、会員から毎年毎年、金をまきあげる悪知恵しかない、もっともらしい日本アロマ○○協会などに加わっているのはどうしてか。そんな「協会」は公共的法人のくせに、7億から9億の金を金庫に唸らせ、協会の幹部どもは、「バカ会員めらが」と、ハラの中でセセラ笑っている。

 めざめて下さい、そこのあなた。あなたを、あなたの財布をいろいろなインチキアロマ協会が、インチキアロマスクールが、インチキアロマサロンがねらっている。オレオレ詐欺師どもよりタチが悪い奴らだ。あなたは認知症のご老体ではないはずだ。しかし、悪党は、さまざまな手を使って人の良い人間をダマして金をまきあげるスベを心得ている。

 どうか、くどいようだが、前記の悪人たちの餌食にならないように、ごくふつうの常識を働かせ、その悪人どもの口車に乗せられないように努めることだ。ダマされた人間も、またべつの人間をダマして金をもうけるのが、このネズミ講的組織のもっともタチの悪いところだ。しかもウブな若い女性などに「私は世間に役立つことをしているのだ」と信じこませてしまうオウム的洗脳組織だということを、心にシッカリ刻みこんでほしい。それが、私の心からの願いである。

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